満員電車のストレスは兵士以上!通勤が辛い原因と対処方法8つを解説

「週5日も朝早く起きて満員電車に揺られて通勤するのが辛い」
「満員電車に乗っている時間を少しでも楽にする方法があれば知りたい」
「いまから満員電車に乗るのかと考えただけで気分が重たくなる…」

こんな悩みを抱えているのではないでしょうか?

この記事では、満員電車が辛い理由と辛いときの対処法について紹介します。

ぜひ最後までお読みください。

満員電車の辛さレベルは「兵士」より高い

イギリスの認知神経科学者デビッド・ルイス博士の調査によると、満員電車のストレスレベルは戦場の兵士が感じるストレスよりも高いという研究結果があります。

ストレスの原因として、以下の3つが挙げられます。

  • 過密な空間
  • 身動きが取れない状況
  • 逃げ場のない圧迫感

戦場の兵士は命の危険に晒される場面があるものの、一定の自由を確保できることが多いです。一方で、満員電車では身動きが取れない状態で耐え続けなければならず、強いストレスを感じやすくなります。               

通勤ラッシュ時の満員電車は毎日のルーティンとして繰り返されるため、ストレスが慢性化しやすく、精神的・身体的な不調を引き起こすリスクもあります。

満員電車が引き起こすストレスは一時的なものではなく、長期的に影響を及ぼすもの。日常的に耐え続けることで、気づかないうちに精神的な疲労が蓄積され、生活の質を低下させる要因となるでしょう。

満員電車が辛い6つの理由

  1. 通勤時間は給料が発生しない
  2. いろいろな匂いが漂っていて臭い
  3. 座れない
  4. 身動きが取れない
  5. 息苦しさを感じる
  6. 気温が快適ではない

1.通勤時間は給料が発生しない

通勤時間は会社に拘束されている時間なのにもかかわらず、給料が発生するわけでもありません。肉体的・精神的な負担もかかるため、不満を感じやすくなります。

総務省の調査によると、日本の平均通勤時間は片道約39分。往復すると1時間19分

1ヶ月(20日勤務)では約27時間も無給で移動に費やしているのと同じです。

実質的な給料は会社から遠いほど損します。

2.いろいろな匂いが漂っていて臭い

人が密集すると、汗や香水、食べ物の匂いが混ざり合い、不快な匂いも発生しやすいです。

特に夏場や雨の日は、汗や湿気によって臭いがこもりやすくなります。満員状態では換気が不十分になりやすく、臭いがこもると余計にストレスを感じやすいです。

混雑した車内では逃げ場がないため、満員電車のストレスをより強く感じる要因となります。

3.座れない

特に通勤ラッシュの時間帯は、始発駅でなければ座席の確保は難しくなります。

満員電車ではつり革や手すりにすら掴まれないこともあります。揺れに耐えながら立ち続けると、通勤だけで疲れてしまうことも少なくありません。

4.身動きが取れない

人と密着した状態が続き、自由に動けないため、無理な姿勢で立ち続けなければなりません。

身動きが取れない悩みは肉体的にも精神的にも辛いものです。

  • スマホや本を読む余裕もない
  • 痴漢を疑われないよう常に周囲に気を配らなければならない
  • 髪が崩れる

このような状態が毎日続くと、通勤そのものが大きなストレスになり、仕事に向かう前から疲れを感じてしまいやすくなります。

5.息苦しさを感じる

人が密集すると空気がこもり、呼吸がしづらくなります。特に夏場や雨の日は湿度が高く、車内の換気が不十分になりやすいです。

長時間息苦しさが続けば、めまいや気分の悪さを引き起こす原因にもなります。息苦しくても移動できないため、通勤だけで疲労が蓄積しやすくなります。

あか
あか

リュックを前に抱えると顔の前にスペースができるので窮屈さが軽減されます。

6.気温が快適ではない

冷暖房が効いているとはいえ、人が密集すると快適な温度が保たれにくくなります。密室の車内は乗客の体温や湿気がこもりやすく、車内の温度が上昇しやすくなります。

上着を着脱するスペースもなく、我慢し続けなければいけません。外との気温差が大きいと体調を崩す原因にもなります。

満員電車が辛いときの対処法8選

  1. 会社の近くに引越す
  2. 転職する
  3. ピーク時を避けて通勤する
  4. 人が少ない車両を狙う
  5. スマホを見て気を逸らす
  6. 音楽を聴いて周りの雑音をシャットアウトする
  7. 目を閉じて目に入る情報量を減らす
  8. ドア付近を選ぶ

1.会社の近くに引越す

満員電車が辛いなら、会社の近くに引っ越すのも有効です。

片道1時間の通勤を30分に短縮できれば、1ヶ月で約20時間の自由時間が生まれます。時給1,500円換算なら月3万円分の価値がある計算です。

家賃が多少上がっても、家賃分の時間を副業や趣味に充てられるなら十分にメリットがあるでしょう。忘れ物したときにも取りに帰れて、終電の心配も無縁です。

2.転職する

転職すると移動の負担を減るため、快適に通勤できます。

転職を考える際は、以下のような条件を満たす企業を選ぶと、通勤ストレスを大幅に軽減できます。

  • 家から近い会社を選ぶ
  • リモートワークが可能な企業に転職する
  • フレックスタイム制度を活用できる企業を選ぶ

転職には労力がかかるものの、長期的に見れば通勤負担の軽減や生活の質の向上につながるため、検討する価値があるでしょう。

3.ピーク時を避けて通勤する

最も混み合う通勤時間帯の7時半〜9時を避けると、満員電車のストレスを軽減できます。

フレックスタイム制度を導入している会社であれば、ピーク時間帯をずらして通勤するのも有効です。

ピーク時間帯を避ける工夫をするだけでも、満員電車のストレスは大きく変わるため、可能な範囲で通勤時間を調整してみるのがよいでしょう。

4.人が少ない車両を狙う

同じ電車でも車両によって混雑具合は異なります。エスカレーターや階段に近い車両は混雑しやすい傾向があります。

反対に、駅の出口や乗り換え口から遠い車両は比較的空いているため、日々の通勤ルートを見直すとストレスを軽減できるかもしれません。

一部の鉄道会社では「混雑状況アプリ」を提供しており、リアルタイムで空いている車両を確認できます。事前に情報をチェックし、人が少ない車両を狙うと、満員電車の負担を減らせます。

5.スマホを見て気を逸らす

満員電車のストレスを軽減する方法として、スマホを活用するのも効果的です。

  • 電子書籍や漫画を読む
  • 動画を視聴する
  • ニュースやビジネス記事をチェックする
  • 語学学習アプリを活用する

移動時間を学習や娯楽の時間に変える、満員電車のストレスを感じにくくなります。

あか
あか

スマホを使えない場合は、オーディブルなどを活用する手もあります!

6.音楽を聴いて周りの雑音をシャットアウトする

満員電車のストレスを軽減する方法として、音楽を聴くのも有効です。混雑した車内では周囲の話し声やアナウンスが気になりやすく、ストレスの原因になります。

ノイズキャンセリング機能付きのイヤホンを使用すれば、騒音を大幅にカットできるため、より快適に過ごせます。

リラックスできる音楽やポッドキャストを活用すると、通勤時間を有意義な時間に変えられるでしょう。

7.目を閉じて目に入る情報量を減らす

壁やつり革に捕まっていられるとき限定ですが、目を閉じてリラックスするのも有効です。視界からの情報を遮断する、混雑による圧迫感や周囲の刺激を和らげられます。

特に通勤ラッシュ時は人が密集しやすく、視覚的なストレスが増えがちです。目を閉じると精神的な負担が軽減し、気持ちを落ち着けられます。

8.ドア付近を選ぶ

満員電車のストレスを軽減する方法として、ドア付近を選ぶのも一つの手です。

以下のようなメリットがあります。

  • 180度人に囲まれない
  • 押されてもよろけない
  • 外からの空気も入ってくるので臭いも軽減される
  • 電車に乗っている間も外の景色を見て気を紛らわせられる
  • 降りれない心配もない

車両の中央は圧迫感が増しますが、ドア付近なら比較的スペースが確保しやすく、降りる際もスムーズです。

身動きの取りやすい位置を確保すると、満員電車のストレスを軽減できるでしょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA